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★シチュエーションプレイ

※【何発でも】腹責め専門SS・その10【叩き込め】スレにも投下したものです。

 俺はいつものようにエレベーターに乗り、いつもの階を目指した。
 二十二階。ここは一般人が立ち寄るような場所ではない。スーツを着たサラリーマン風の男の受付がいるだけだが、俺みたいな客はこのフロアの奥に何人もいるはずだ。
「いらっしゃいませ」
「予約をしていた佐藤だが」
「お待ちしておりました。三回目の来店でございますね。内容に変更はございますか?」
「ない」
「かしこまりました。それでは十一番のお部屋へどうぞ」
 そしていつものように鍵を受け取り、目的の部屋へと向かう。
 どんな素材かは知らないが、フロア全体が防音壁で覆われていて、他の階どころかそれぞれの部屋から音が漏れることは絶対にない。何が行われているかは様々だろうが、共通している部分が一つだけある。
 十一番の部屋。俺は一旦足を止めて、今日の台本を頭の中で反芻した。多少間違えても相手がフォローしてくれるが、俺は常に完璧を求める。最初から最後まで決められた通りに進まないと納得できないタチなのだ。さすがに緊張する。深呼吸してから木製の扉を開けた。
 おお、これはすごい。扉の先は体育館になっていた。一応言っておくがここは学校などではなく、とあるビルの一室だ。しかし俺の目の前に広がっている光景は間違いなく体育館で、バスケが出来るくらい広い。一体どんな魔法を使ってるんだこの店は。
 そしてその中央に立っている女の子が一人。
「来たわね佐藤太一! 逃げなかったのは褒めてあげるわ!」
 セーラー服に身を包んだ女子高生が俺の名を呼んだ。部屋に入った瞬間からもう全ては始まっている。
「暇だったから来てやっただけだ。本気でやるのか?」
「当然。お兄ちゃんの仇を取るんだもん」
 目の前にいる十六歳の女の子――源氏名は茜。この店におけるAランクの一人。本名は知らない。彼女に兄がいるかどうかも知らない。なにもかも俺が勝手につくった設定なのだ。
 年齢も本当は不詳だがセーラー服を見事に着こなしている。目は丸くて童顔だし、女子高生といわれても全く違和感がない。髪は邪魔にならないようにポニーテールに結っていた。背は若干低めだがプリーツスカートから伸びる脚は健康的で妙にエロい。
 茜の兄をボコボコにしたから、その仕返しをしにきたという簡単な話。兄妹そろって空手をやっていて、妹の方は尊敬していた兄が負けたというのが信じられず――
「お兄ちゃんが負けるなんてあり得ない。卑怯な手を使ったんでしょ!」
「してない。真正面から返り討ちにしたんだ」
「嘘だ! いいもん。あたしがメッタメタにしてやる」
 彼女は拳と掌をぱしんと合わせてから構えを取った。その姿は確かに経験者のようで、実際空手を習っているのだそうだ。彼女に限らずこの店で働いている女の子はみんなそんな感じのスポーツをやっていて、体が出来上がっている。それが特徴であり、コンセプトの一つだ。
「俺は女を殴る趣味はない。見逃してくれないか」
「ふざけないで! 絶対、お兄ちゃんに謝らせてやる!」
 まっすぐ茜が突っ込んできた。真正面から。右の拳を振り上げている。
 俺はそれを避けなかった。頬に彼女の小さく固い拳が直撃したとと同時に視界がすごい勢いでズレた。うっわいてえ。台本通りとはいえマジで痛い。
 茜の心底驚いたような表情も、演技だから大したものだ。
「なんで……ガードくらいできたでしょ!」
「仕返しできたろ。これで勘弁してくれ」
 喋ると余計痛い。くそっ、さすがにここは手加減してくれと頼んでおくべきだったか。いや、やっぱりこれでいい。演技とはいえ全て本気でかからなくては。
「お兄ちゃんに謝るならね」
「それはできない相談だな」
「じゃあそうしてくれるまでボコる」
「抵抗しない人間を殴り続けるのか? それこそ卑怯な手ってやつだろ」
「むっ……それなら、あんたに正式な勝負を申し込むわ。これでいい?」
「受けないと言ったら?」
「ボコる」
「同じじゃねーか!」
「と、とにかく真剣に戦えー! 一度でいいんだから! でないとどこまでも付きまとうからね!」
「……はぁ」
 子供のように足踏みをする茜に対し、俺はため息を吐く。いかん、今のはあまりにもわざとらしすぎた。演技ってのはやっぱり苦手だ。
「一回だけな」
「分かればいいのよ――その前にあたしを一発殴って」
「なんで」
「こっちが先に殴っちゃったから! これじゃ気持ちよく仕切りなおしできないの!」
 なんてわがままなんだ、と俺は自分がキャラ付けしたくせにちょっと呆れてしまった。実際こんな女の子いるわけないな。
「分かった分かった。でも顔はさすがに抵抗がある」
「なによ、変なところで気を遣って……それじゃお腹」
「そこも女の子には大事なところだと思うが」
「鍛えてるもん。ちょっとやそっとじゃビクともしませんよーだ」
 べーっと舌を見せ付けている。おお、これはアドリブだな。なるほどそれなりにこっちもイラッときたぞ。
 拳をぐっと握り締める。茜は両手を後ろに組んで直立し微動だにしない。丸い瞳は背がいくらか高い俺の顔をじっと睨みつけていた。
「ふっ――!」
 俺は短く息を吐きながら腕を振るった。目の前にあるセーラー服に包まれた無防備に佇む女子高生の胴体。その中心に右の拳をめり込ませる。
「ふぐっ!?」
 どふっと鈍い音がした。めり込んだのは一瞬だけで、茜の持ち前の腹筋が拳を押し返してきた。さすがAランク。その感触に俺は感嘆する。素直にすごいと思った。
 茜の余裕ぶっていた顔が苦悶の色に変わり、腹を押さえながら身をわずかに傾ける。
「大丈夫か? 合図するべきだったな」
「けほっ……な、なに言ってんの? 鍛えてるってば。こんくらい平気だし別に。まあ、結構いいパンチ、持ってると思うけど」
 途切れ途切れな言葉ながらも強がってみせている。
「今のはまだ本気じゃないが」
「えっ……だ、だよね。今のが全力だったら笑っちゃう」
 乾いた笑みを浮かべる茜の額にはうっすらと汗が滲んでいた。全部演技のはずだが、あまりにもリアルに感じられる。そこがたまらなくそそる。
「あたしは、最初から本気だからね」
 腹を押さえていた両手を握り締めて構えを取る。プリーツスカートから覗く両脚がわずかに震えている気がした。
「いいぜ。来い」
 ちょいちょい、と指で挑発してみせる。
「調子にのんな!」
 怒りと共に彼女の脚が振り上げられる。格闘家らしく細すぎず引き締まった長い脚だ。しかも顔を狙ったハイキックである。
 俺はそれを上体を後ろに反らすだけで避けた。内心冷や汗ものだ。今のはマジで怖かった。顔には焦りを出さずに呟く。
「お、白か」
「――あっ!」
 反射的に茜はスカートを押さえた。顔を真っ赤にしている。すごいな、もはや演技とは思えない。女優になれるよきっと。
「絶対殺す!」
 おい待て、今のセリフは台本にないはずだぞ。マジで怒ってるんじゃないの。
 怒り心頭といった様子で打ち出されてきたパンチは、しかし台本どおりだった。真っ直ぐ迫る小さな右拳を俺は屈んでかわし、懐に飛び込む。
 一歩強く踏み込みながら、がら空きになっている茜の腹へと力を込めた拳をねじ込んだ。
「ぅげっ、がぁ……!?」
 みしりと腹筋がヘコむ。女の子とは思えないほど汚い呻き声が茜の口から溢れた。
 狙ったのは胃袋の辺り。彼女も自信を持っていたはずの腹筋はあえなく崩壊していた。セーラー服が少しねじれながら拳へと吸い込まれている。腹肉がぴくぴく痙攣しているのは拳を押し出そうとしているのだろう。
 今度はそうはいかない。茜の背中へと左腕を回して、細身だがほどよく筋肉がついた体を引き寄せながらさらに拳を押し込んだ。
「うぐぇ……!」
 既に深く突き刺さっていたパンチが強引に潜り込んだせいで搾り出されたような声だった。固く握った拳に鍛えられた腹筋が歪む感触と、その奥にある胃袋の温かみを確かに感じ取った。
「お前の兄貴を負かした拳だ。効くだろ?」
「ぇほっ、き、効いてない、し。こんなの、屁でもないよ。ぁっ……」
 そう口ごたえしている割には相当苦しそうだ。彼女の腹部には拳が沈んだままで、呼吸さえまともにできないだろう。それでも茜はまだ負けてないと意地を張って、俺の腕を引き抜こうとしながら睨み上げてくる。
 やっぱりこれだ。これがいい。相手の方が上手なのに強がって抵抗する女の子ってのはかわいいな。その顔をもっと歪めたくなる。
「そうか。今のも本気じゃないからな。やっぱり効いてないか」
「う……? そ、そうよ。七割くらい、でしょ」
「半分以下だけどな。しかも利き腕じゃないんだぜ」
「ううう……!」
 見る見るうちに茜の顔が恐怖に染まっていく。ここまで来ると俺はもう台本とか演技とかいうことを忘れそうになっていた。あまりにもかわいすぎるし、リアルすぎる。
「そんなに不満なら、次が本気の一撃にしてやるよ」
「あ、いやっ、待って――!」
 俺は右腕を素早く引き抜いた。反応するように一瞬びくりと体を震わせた茜は棒立ちとなる。わずかにヘコんでいるセーラー服の中心を、利き腕の拳で突き上げた。
 一際くぐもった鈍い音が響いた。
「ごぇっ……!」
 茜の口から潰れたような呻き声と舌が飛び出た。両目をめいっぱい見開いている。
 本気のボディアッパーは腹に深くめり込み、体が浮き上がるほどだった。衝撃が背中まで突き抜けたと思う。拳にはひしゃげた内臓の感触がはっきりと伝わってきた。
「かはっ……げぇっ……んむっ」
 えずいていた茜は咄嗟に口元を両手で押さえた。俺は慌てて拳を引く。体内で移動させられていた内臓が元に戻っていき、ぐぼっと水っぽい音をたてた。
「んぐぅ! っ、ごぷぅ!」
 抑えていた指の隙間から液体が溢れた。少し黄色く濁った胃液。胃袋に強烈な打撃を受けたんだから吐くのも当然だ。
「うぐっ……げほっげほっ! ぅえ、ぇほっ……!」
 ぽたぽたと体育館の床に胃液をこぼしながら茜は膝をつき、片手で腹を押さえながら海老のように背中を丸めた。こっちまで吐き気を催しそうなほど咳き込んでいる。
「どうだ、これも効いてないか?」
 わざと煽ってみるが、彼女はもう反論する余裕もないようだった。苦しげに呻きながらうずくまったまま。
「これで分かったろ。俺は卑怯な手なんか使ってない」
 小刻みに体を震わせている少女に向かって俺は告げる。
「卑怯者はお前の兄貴だよ。あいつがイジメをやってるとことを見たからな」
 ぴたりと震えが止まった。まだ腹部の痛みで悶絶している茜は小さく声を絞り出す。
「……うそ」
「嘘じゃない。むしろ妹のお前が正々堂々としていて俺がびっくりしたさ。よかったな兄貴に似なくて」
「うそ、だぁ……うそ……!」
「信じる信じないはお前の自由だ。もう俺に仕返しとかしないでくれよ。これっきりにしてくれ」
 いまだに立ち上がれない茜に背中を向けて扉へと歩を進める。あの木製の扉。開けるとその先は学校の校舎や中庭などではなく、ビルの廊下である。全く不思議な店だ。
 はあ、終わった。
 俺が受付へと戻ると、待ち伏せていたかのようにスーツの男が椅子から立ち上がった。
「お疲れさまでした。お知らせがございます」
「なんだ」
「次回からSランクの指名が可能となりました」
「マジで?」
 こんなに早くランクアップするとは思っていなかった。
 Sランク。つまりAランクよりも腹筋が固い女の子たち。茜も結構なものだったが、それを打ち砕いた俺は認められたということなのだろう。
 ここそういう店だ。用意されているのは部屋とランク分けされた女の子だけ。後は客が何もかも準備する。茜が着ていたセーラー服も俺が提供したものだ。
 客はどんなシチュエーションで「プレイ」するか、台本を書く。それを指定された女の子がテレビドラマのように演じてみせるのだ。プレイっていってもセックスは駄目。顔を傷つけても駄目。やっていいのは腹を殴ることだけである。もちろん本気で。
 今回のは兄を仇をとろうとした空手少女が、あっさりと返り討ちにあうという簡単なシナリオ。
一、俺が一発殴られる。
二、仕切りなおしとして女の子が殴られることを希望する。
三、大雑把な攻撃を避けられて腹に重い一撃。
四、とどめ。
 みたいな、こんな感じでオファーをする。備考として「最後のとどめを食らうまで効いていないと言い張る」みたいなオプションをつけたりする。茜は多分、一発目や二発目でかなりダメージを受けただろうが、俺のシチュエーションを忠実に再現してくれたというわけだ。あの子結構気に入ったかも。
「それにしてもお客様は珍しいタイプですね。一方的に痛めつけるのが定番なのですが」
「そんなの面白くもなんともない。どうせCランクばかり指名する客だろ?」
「ええ、その通りでございます」
 リストを見た限りCランクもかなりかわいい女の子ばっかりだった。だけどスポーツとかをなんとなくかじっている程度の体つきで、腹筋もたいしたことない。実際指名したことがあるから分かる。そのときはあまりにも腹が柔らかすぎたためか、一撃で気絶させてしまった。
 ただの人間サンドバッグじゃ興ざめだ。女の子を殴るにもそれなりの理由があるし、なにより大事なのはさっきも言ったシチュエーションである。俺は強気で男に引けを取らないタイプの女の子を打ち負かすのが好きなんだ。抵抗できない弱っちい子をいたぶるだけのプレイなんて反吐が出るね。
「お客様の評判は女の子たちの間でも噂になっています。私を指名してくれ、という声も上がっていますよ」
「そりゃあ嬉しいな」
 それってつまり私のお腹をぶち抜いて欲しいってことなのか。そう考えるとたまらなく興奮する。
「ところでSランクってのはどんな感じなんだ」
「そうですね……今のお客様だと、完全には楽しめないかもしれません」
 妙な言い方だ。俺の腕力じゃSランクの腹筋は砕ききれないってか?
「言ってくれるじゃないか。次までに鍛えておくよ」
「次回も電話でのご予約で?」
「もちろん。シチュを考えるにも時間がいるからな」
「かしこまりました。お待ちしております」
 女の子のリストを受け取り、会釈する受付に軽く手を振りながら俺はエレベーターに乗り込んだ。
 早速準備に取りかかろう。今回は女子高生をやったし、次はどうするかな。ちょっと趣向を変えて、コスプレみたいな衣装を用意するのも悪くない。メイドとか、魔法少女とかどうだ?
 なんにせよ、Sランクの女の子には期待が膨らむ。きっといい体つきで、並の男のパンチなんかものともしないくらいの腹筋なんだろうな。自分の肉体に自身も持っていることだろう。
 すんごい楽しみだ。

Comment

No:47|
更新お疲れ様です!

凄い店ですね
こんな発想、私には出来ません…
黒葉さん尊敬してます!!


私もこの店に興味があります

やっぱりシチュエーションは大事ですよね
私は『強い女性が大切な人を守る為に体を張る』っていうのが好きです
普通に戦えば勝てる筈なのに、人質とかが居て、まともに攻撃出来ないとか…
でも、守りたい人が居るから頑張れたり、強くなれるっていうのもカッコイイと思います

女はか弱いというイメージが強いですが、『大切な人を守りたい』という気持ちは男性も女性も変わらないと私は思うのです

長々と済みません m(_ _)m
また素晴らしい作品待ってます
No:48|Re: タイトルなし
>紅さん
いいですね。「勝てるはずなのに負けなければいけない」というのも心をへし折ります。
私も強い女性は好きですが、負ける姿がもっと好きです。はい。
肉体的なダメージはもちろんですけど、精神的に敗北させるのもたまりませんね。
No:49|
シチュエーションプレイというのも良いものですね 
今回は自分は強いと思ってるんだけど相手はもっと強かったという王道(?)ものでツボりましたw
No:50|Re: タイトルなし
>名前がないので名無しさん
自信を持っていたはずなのに負けてしまうっていうのが精神的ダメージも増しますよね。
悔しがる表情もまたご馳走です。
No:97|承認待ちコメント
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